飲食店はグルーポンを使ってはいけない!No.567

グーテンターク!(ドイツ語でこんにちはの意味)

札幌で販促アドバイザーをしている

株式会社アイムの山谷満紀夫です。

今日の頭の中のBGMはTom Jonesで「If I Only Knew

今日は成人式で快晴!気持ちの良い天気の札幌。

こんなに天気が良いときに迎えられる成人式は良い物でしょう!

飲食店はグルーポンを使ってはいけない!

先日、友人と話していて下火になったとは言え、まだグルーポンを客として、利用していると言う話を聞いて改めて思ったことを書きます。

最近、聞くことも少なくなりましたが、まだまだ、グルーポンを利用している飲食店さんがいます。

グルーポン

言いたいことは「飲食店はグルーポンを使ってはいけない!」と私は思います。

特に起死回生で集客したいと思って出す方は絶対やめた方が良いです。

何故なら資金が回らなくなり、倒産するから!

50%割り引いて、さらにその半分はグルーポンにもっていかれます。

25%が手元に残ります。

でも、原価がかかっております。

良い所で原価30%と言われております。

すると、5%の赤字ですね・・・(汗;

6000円のコースを3000円で提供して、1500円の売り上げ、しかし300円づつ赤字が出るのです(ToT)

しかも、振り込まれる支払いサイトが遅いのです。

普段、仕入先さんと現金でやり取りしている店舗の方がほとんどだと思います。もちろん従業員さんに給料も払わないといけません。

その為に資金がショートおきて、倒産も多数あるとの事でした。

エステ等の美容関係で技術料がほとんどの所は赤字になることは無いので利用できるかもしれませんが、飲食は無謀です。

なぜ、グルーポンのようなクーポンを利用しようとするのか?

一番問題なのは、何故グルーポンに依頼するのか?

①多くのお客様に認知

②暇な時期や曜日に集客できる

③好きな数を確実に集客できる

一回店に来てもらって、またリピーターになってもらいたいというお店のスタンスもわかります。

来るか来ないかわからない所にお金をかけるよりも、確実に希望の人数を呼んでくれるのですから。

グルーポンを利用してみんな幸せか?

グルーポンなどの割引クーポンサイトはみんな幸せになるのでしょうか?

50%の割引で集客したお客様がリピートしてくれる可能性は高いのでしょうか?

暇な時があるからグルーポンに出すっていうお店は、そもそもリピート率高くないですよね?

お店として

50%の割引で来たお客様を普通のお客様と一緒にサービスする事はお店としては可能でしょうか?

心のどこかで「結局安売りで来てるんでしょ感がでますよね?」

割引クーポンのお客様

得した!でも、実際行くと普通の値段払った人と同じ対応が要求されます。「ここチョット対応悪くない?」ネットで書かれたり「今度、新しい居酒屋クーポン出してたよ!」と次々と店をうつってしまいます。

「いつも予約いっぱいでクーポン使えなかったよ!」

でも、その振り込んだ金額はみせの物にはならず、グルーポンが全部持っていきます・・・(汗;

グールーポン利用する人は使った店舗がつぶれていく事もある。それを肝に銘じながら利用しましょう。

既存のお客様

そこに常連のお客様が同じものを食べて「なんで隣の新しい奴が半額なんだよ!」「なんか、客層もいつもと違って落ち着かないし!」と内心イラッとされている方もいると思います。

誰が幸せなんでしょう?

お店の使い方が悪いって言う批判もあると思いますがつぶれるお店が多くあるって所に既に問題があるように感じます。

安売りで集めたお客は他の安売りに移ってしまう。って事なんです。

安売りは悪だ

師匠の藤村先生の教えエクスマ(エクスペリエンスマーケティング)を思い出します。

安売りは悪だ!

もっと、自分の事を、そしてお店のことを伝える努力をすることが大事なんです!

どんな人に来てほしいのか?

その人はそのお店でどんな体験ができるのか?

改めて、自分のお店の価値を考えて伝える努力をする。そして、その価値を感じて購入してもらうお客様を増やすことが大事なのです。

もし、せっかく空いている時間を埋めるために割引クーポンを利用する気合があるのであれば、価値を既存のお客様に伝える努力をすることが大事なんではないでしょうか?

最後に

飲食店の皆様、グルーポンを出す前にもう一度考えてください。

今きているお客様に発信してもらえる工夫を

知り合いに思い出してきてもらう工夫を

もし、住所がわかっているならDMでも、メルアドがわかっているならメールでも良いと思います。

今はSNSでいくらでも、ただで世界に情報発信できるのです。

お客様が来なくて、時間があるなら、発信しましょう!

 

今日は本当に最後まで読んでいただきありがとうございます!

チューーーーーース(ドイツ語でじゃあねの意味)


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