手紙って自分を助けてくれる魔法なんです。


そんな題に惹かれて、ページをめくりました。 大人のためのウエアブランド「Hamiru」デザイナー、代表の福田晴美さんと、「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さんの対談が載っていました。 お二人は、10年前に福田さんが「こんな雑誌があったらいい」とアイデアを思いついたときに編集者として松浦さんを紹介され、それ以降のお付き合いということです。仕事上の関係は深いお二人ですが、ここ数年は会う機会がなく手紙のやりとりで近況を報告しているとか。松浦さん曰く、「手紙って魔法なんですよね」と。気持ちを込めて手紙を送ったら、それが魔法になって自分を助けてくれる。と若い人に話しているそうです。 私も同感です。私は主にはがきを書いているのですが、嬉しい出逢いを運んできてくれます。ゆっくりですが、あったかい絆が深まる感じがします。 福田さんは、「お世話になったらすぐに手紙を出すんです。気持ちに勢いがあるうちに」と。 これも「わかるわかる」という感じです。自分ではうまく伝えられないことをお二人が的確に想いも一緒に語ってくれています。 嬉しくなってこの文章を、私の周りの人に読んで聞かせています。