北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫の見学会に参加
こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。
2021年3月20日に、小樽市歴史的建造物に指定され、
北運河のシンボル的存在である北海製罐株式会社所有の
小樽工場第3倉庫の見学会に参加してきました。
実はこの第3倉庫は、老朽化で解体の危機にあるんです。
昨年までは倉庫として活用されていたのですが…
第3倉庫は小樽運河が完成した翌年1924(大正13)年の建造で、鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積は7200平方メートル。北洋漁業が盛んだったカムチャツカ半島の水産物加工場向けに製造した、サケ・マスの缶詰用の缶を保管する倉庫として使われた。
小樽運河をつくるため海を埋め立てた造成地に、マツの杭を何本も打ち込んで地盤補強して建てられた。「北のウォール街」として知られる小樽の銀行群のうち、旧北海道拓殖銀行小樽支店などと同じ黎明(れいめい)期の鉄筋コンクリート造りで、築96年を数える。小林多喜二の小説「工場細胞」(1930年発表)では、その舞台となった。「『H・S工場』はその一角に超弩(ど)級艦のような灰色の図体(ずうたい)を据えていた。それは全く軍艦を思わせた」と、多喜二は描写した。
戦前の治安維持法に詳しく、多喜二の研究でも知られる小樽商科大の荻野富士夫名誉教授(67)は「当時の北海製缶は、北洋漁業と小樽の発展に欠かせない近代的大工場だった。多喜二の代表作『蟹工船』に登場するカニ缶をつくった歴史的遺産で、小樽運河の象徴だ」と語る。
〈2020年12月4日 朝日新聞デジタル〉
解体のニュースが流れたら、
保存を求める声がいろんなところから上がって
小樽市が保存活用をしようと、
解体まで1年の猶予をもらいました。
2021年1月14日には、小樽工場第3倉庫の保全・活用策を考える
民間のミーティング組織が発足しました。
座長は、北海道職業能力開発大学校特別顧問の駒木定正さんです。
そこで、一般向けに見学会と勉強会を開いてくれたのです。
お昼の12時からの見学となりました。
いいお天気!
初めて裏側にきました。
壁が剥がれて危険なので、ネットが張られています。
柱が1階は太いです。
なんと動きます!
人はエレベーターではなく、外階段を使ったそうです。
缶を効率的に艀に積めます。
最上階の柱は約50㎝
窓が斜めになっていて、何故だろうと思っていたら
紐で引っ張って開ける実演をしてくれました。
北海製罐からの眺め
この巨大な歴史的遺産、小樽運河の象徴をどう守っていくのか。
市民に与えられた大きなチャンスをどうするのか。
知恵を絞らなければなりません。
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