小樽旧寿原邸当番日誌「10月9日」9.5ミリ映写機の展示と上映会
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こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟NPO法人小樽民家再生プロジェクト理事の智恵子です。
NPO法人小樽民家再生プロジェクトは2021年度の小樽旧寿原邸(すはらてい)の運営・管理を委託されました。
10月9日は、9.5ミリ映写機の展示と上映会を開催しました。とってもマニアックな内容のため、イベント企画の最初から、何人集まるか不安がいっぱいでした(笑)ところがフタをあけると、定員20名満員の大盛況でした。
戦前の小樽で流行した9.5mm映画は、ホームムービーとしてフランスのパテー社から発売されました。戦後8mm映画に駆逐されるまでの短命なフィルムフォーマットだったと言えます。高価な映写機やカメラが小樽で流行したのは、当時の小樽の人々の経済力があったのかもしれません。今回は、登別映像機材博物館が所有する道内で唯一稼働する映写機(パテ社製、アルマ社製)を使い、本機の特殊な映写機構を解説、実演する上映会です。
講師は、登別映像機材博物館 館主 山本敏氏と映写技師 松本浦氏。最初は、プロジェクターを使って、9.5ミリのフィルムの理由とかフランスのパテ社の映写機のかわいいニワトリ型の特徴とかどうやって映写されるのか、フィルムがどう通って巻き取られるのかわかりやすく説明いただきました。
ホームムビーの販売用のチラシ?かな。家族で楽しめる様子がわかりますね。
映写機の細部の動きを、その場でスマホで撮影した映像をプロジェクターで写すと、よくわかり、感激しました!
この後、9.5ミリ映写機の実演です!
誰かの運動会の様子やチャップリンみたいな喜劇カラスのアニメーションなどいろんなフィルムを見せていただきました。
映し出されるのは、小さい画面だったのですが、意外と鮮明でびっくりしました。
松本浦氏から映写機のポストカードのプレゼントもいただきました。
参加者の方からも「わかりやすく説明していただき、とても面白かった」とのお声を多くいただきました。大変貴重な動く9.5ミリ映写機!北海道で多分ここにお持ちいただいた2台だけ!とても素敵な体験をさせていただきました。… Continue Reading