「倶知安じゃが」で誇りを取り戻そう!
北海道は農業王国!地産地消で地域を盛り上げよう!
農業王国北海道のブランド価値を高めるために若者が奮闘!
こんばんは!北海道大好きな智恵子です。
地産地消が叫ばれて、微力ではありますが
スーパーで買い物する時は、なるべく北海道産を買っています!
北海道の基幹産業の農林水産業を自ら応援しないでどうするのか?
私はそう常々思っていますが、
他の人はどうなんでしょう?
スーパーで価格だけを見て、買っている人が多いのでしょうか?
先日のセミナーで、講演者から問いかけがありました。
「スーパーでじゃがいもを買うとき、どうやって選んでいますか?」
回答者は「価格」と答えました。
「正解です。POPに大きく書いてあるのは価格ですから」
そう。大体のスーパーのPOPは、商品名と価格が大きく書かれています。
産地表示なんて、小さくしか書かれていません。
倶知安じゃがのブランドストーリー
本間松蔵商店の専務 本間浩規さんの講演を聞いてきました。
とっても笑顔がよかったのですが、いい写真が撮れず残念です。
本間松蔵商店は、じゃがいもの仲卸業者さんです。
民間で卸売を行った先駆者なんです。
倶知安と言えば、じゃがいもが有名です。
とは言っても、農家の数が毎年減少していきます。
理由は、後継者不足、労働力不足、そして、近年多いのは将来への不安…
農家が減ってしまうと卸売業者としても困るし
地域としても困ります。
農業は、卸売業としても、値が自分で決められません。
収穫した野菜がいくらになるかわからないで、
出荷しなくてはならないのです。
スーパーに並ぶ時は、
セルフ販売方式なので
消費者に選ばれるのを待つしかありません。
適正価格で販売できる仕組みを作り農業生産者の誇りを取り戻そう
売り手主導にするために、
「倶知安じゃが」というブランドをつくることにしました。
農薬や化学肥料の使用を極力少なくした特別栽培をしたじゃがいもを
「倶知安じゃが」ブランドとして、プロジェクトを展開しました。
ロゴを創りました。
認められた商品はこのロゴのシールが
大きく貼られたパッケージになります。
HPやポスターなども創って
正しい情報発信に努めました。
すると、「倶知安じゃが」を取扱いたいと
とあるスーパーさんからお声がかかりました。
価格も交渉されませんでした。
なんと売り場にポスターまで掲示してくれることに!
価格ではなく、
「倶知安じゃが」をブランドとしてとらえてもらい
選ばれるようにお手伝いをしてくれたのです。
ブランドが誇りに!
スーパーに「倶知安じゃが」のロゴが入った
じゃがいもが並びます。
見ているだけで嬉しい。
買ってくれる人がいます。
おいしかったと言ってくれる人がいます。
今まで東京等にど〜んと卸していました。
生産者の方は喜んでいる人の顔が見えなかったのです。
自分の地域で販売することで
喜んだいる顔が見えて
自分自身の仕事に、
農業と言う仕事に誇りを持てるようになります。
ブランドを創るって
そういうことなんですね。
ブランドによって、誇りを持って
気持ちが豊かになります。
自分だけではなく、地域のことを考えて
立ち上げたプロジェクト、
生産者とも販売者ともとってもいい関係ができていた
本間浩規さんだからこそできたプロジェクトだと思います。
本間浩規さんの想いがいっぱい伝わってきました。
ありがとうございました!
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