小樽旧寿原邸当番日誌「6月10日」ボッシュソファー
Tags: NPO法人小樽民家再生プロジェクト, カンディハウス, ステキスハラ, ボッシュソファー, 小樽, 小樽旧寿原邸
こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟NPO法人小樽民家再生プロジェクト理事の智恵子です。
NPO法人小樽民家再生プロジェクトは2023年度の小樽旧寿原邸(すはらてい)の運営・管理を委託されました。
6月10日は当番でした。午後からは「旧寿原邸のボッシュソファー 〜受け継がれるもの〜」というイベントでカンディハウスのマネージャー白鳥孝さんに講座を開いていただきました。
前日に椅子など搬入し、ディスプレイ、セミナー準備をしてくださいました。
旧寿原邸にあるソファーと同じ「ボッシュ」赤もかっこいいです!オットマン付き。
カンディハウスが「インテリアセンター」として創業して初めて製造した椅子『ロカール』存在感があって、美しい!金具がおしゃれ〜
第一部のテーマは、「使い続けられる建築と家具」カンディハウスの創業者は、ヨーロッパの港に「OTARU」と書かれた丸太を見つけたことをきっかけに、北海道のいい木を使って、家具を作ろうと思われたそう。
「長く愛されるものをつくり、世界へ発信する」という理念をかかげているカンディハウス。その家具が旧寿原邸にあったのです!寿原外吉さんって、とてもセンスがあって、いいものを大切に使っていたのでは無いでしょうか?
白鳥さんのカンディハウスとボッシュソファーのお話の後に建築家の方が旧寿原邸の凄さについて、ちょっとだけお話ししてくれましたがそちらもまた興味津々!針葉樹ではなく広葉樹を使っているから、硬い木で長持ちしているとか天井が高く、格天井という格式のの高い部屋に用いる工法とか砂壁の色が深い緑、高級だそう。
いいものを作ると永く使ってもらえますね。旧寿原邸も大事に使っていきたいです。
第二部のテーマは、「地域イメージから始めるデザイン」白鳥さんがお住まいの銭函からイメージしたZENICUBE。カンディハウスで廃棄となったサンプルの板を利用してご自身で「Z」をモチーフにキューブを作られたそう。小樽職人の会と北海道立小樽工業高校のコラボで実際に制作されて座れる椅子に発展しました。銭函駅には、多数のZENICUBEがあります!白鳥さんはZENICUBEから発展して、様々なキューブを作れられましたがなんとこの度、旧寿原邸の「ス」をモチーフに「ステキスハラ」キューブを作ってくださいました〜〜〜感激!!!
和室の床間に「ス」
これはちょっと広めたい!そう思って、私は「ステキスハラ」の展開図を作成しちゃいました〜
今回のセミナーのおまけとして、実際に家に帰って作ってくれたら嬉しいです。売店「小豆(あずき)」で500円にて、販売します〜〜〜(笑)
白鳥さんに教えていただかなければ洋間のソファーがカンディハウスの前身「インテリアセンター」時代のボッシュソファーということもわからずこの旧寿原邸の建築の素晴らしさもあまりわからないままだったかもしれません。
今回、とても素敵な機会をいただいて、感謝しかありません!ありがとうございました。素晴らしい講演でした!
ぜひ小樽旧寿原邸へいらしてください。お待ちしております!
旧寿原邸一般開放 〈無料〉2023年10月9日まで土日祝日のみ 10:30〜16:00… Continue Reading