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札幌スケッチクラブ@北大植物園


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟お客様のファン創りのお手伝いDMアドバイザーの智恵子です。

7月28日の日曜日の午後は、札幌スケッチクラブの課外授業でした。なんと最高気温31度予想!当日、テレビ塔の下に集合して、創成川付近でスケッチの予定を変更して北大植物園に行くことになりました。

なんと初めて足を踏み入れます…

北大植物園の出口

北大植物園の出口

入り口は出口の右側でした。

なんとびっくり植物だけと思ったら、歴史的建造物がいっぱいです。

初代園長の宮部金吾記念館

初代園長の宮部金吾記念館

イギリスの宣教師 バチェラー記念館

イギリスの宣教師 バチェラー記念館

ジョン・バチェラー博士の旧宅です。博士はアイヌの教育と研究に熱心に取り組み、アイヌ研究の父と呼ばれていたそう。

博物館倉庫

博物館倉庫

博物館事務所

博物館事務所

土台のレンガに空いている半円の通気口?が素敵!

博物館事務所 付属博物館鳥舎

博物館事務所 付属博物館鳥舎

初めは孔雀を飼うために建てられた施設だそう。

国内最古である博物館建築 博物館本館

現役として国内最古である博物館建築 博物館本館

博物館本館の中に入ることができて、昔のままの展示ケースもオシャレでした!

6棟が重要文化財で、2棟が登録有形文化財。

やはり一番かっこいい博物館本館をスケッチすることに。

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旧永山邸リニューアル1周年記念講演


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟お客様のファン創りのお手伝いDMアドバイザーの智恵子です。

日曜日は、旧永山邸リニューアル1周年記念講演に足を運んでみました。

旧永山武四郎邸

旧永山武四郎邸

旧永山邸は、第2代北海道庁長官を務めた永山武四郎の私邸で和洋折衷の建物です。

旧永山邸とつながっている旧三菱鉱業寮

旧永山邸とつながっている旧三菱鉱業寮

旧永山邸は、無料で見学ができ、旧三菱鉱業寮は、1階にナガヤマレストというカフェと展示室、2階は幾つかの部屋がレンタルスペースとなっています。

和室で和の椅子

和室で和の椅子

定員20名とのことでしたが、お部屋いっぱいにお客様がいらっしゃいました。ボランティアガイドの方が多数いて、年齢層はかなり高めです(笑)

北海道大学名誉教授 角幸博氏の講演

北海道大学名誉教授 角幸博氏の講演

旧永山邸のリニューアルを手がけた角幸博氏よりリニューアルにあたって、最初の姿に復元することを心がけたことや古い建物を残すことの歴史的価値についてお話を伺えました。

リニューアル前の姿

リニューアル前の姿

リニューアル前は茶色だった柱や窓枠、バルコニー(?)はヤスリで削ってみると、下に薄いエメラルドグリーンが出てきたそう。忠実に復元して、明るく爽やかな印象に変わりました。

また、トイレの掃き出し窓や炉など、今は活かせないけど、昔はこうだったという証拠を残すようにしたそう。無くしてしまうと分からなくなってしまいますが残しておくと、想像することができますね。

そうそう室内の壁紙を剥がすと中から開拓使時代の古文書がでてきたそう!昔は不要になった紙をこういうところに活かしていたようです。何が書いてあるかを調べるともしかしたら歴史的な発見もあるかもしれませんが、全部取り出すには、お金がかかりすぎるので、そっとまたしまって置いたとのこと。こちらも未来への置き土産ですね。ロマンが広がります〜

棟飾り・出窓・破風など、清華亭や豊平館と似ている箇所が多くありもしかしたら、同じ職人さんが建築に携わったものではないかと思われます。

第二部では、トークセッションでした。ナガヤマレストを運営する野村ソウ氏と旧永山邸の館長福田秀則氏を加え進行役に、まちづくりプランナーの酒井秀治氏。

旧永山邸をリニューアルして、最初の1年間の来館者数の目標は、8,400名だったそう、フタを開けてみると、なんと48,000名!!思った以上の来館者数でした。要因は、和洋折衷カフェナガヤマレストの盛況かと思われます。週末には、22席の店内はいっぱいで待ち時間があるくらい。若い女性がInstagramにパフェなどをいっぱいアップしてくれてお客様が集まっているようです。

古い建築だけあって、維持管理が大変ですが今はスタッフ5名と夜は警備員を配置しています。また、庭の落ち葉拾いは業者に頼むとお金がかかってしまうのでボランティアを募集したりして対応しているそうです。

一部、二部を通して、関係者の旧永山邸に対する愛がふつふつと伝わってきました。如何に歴史的建造物が優れていたとしても愛がないと、その存在意義が薄れてしまいます。愛が周りの人たちを巻き込んでいくのかな〜と。旧永山邸は、とても居心地のいい空間となっています。… Continue Reading

おかだ紅雪庭ランチツアー@旭川 その3 和日咲美研究会


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟お客様のファン創りのお手伝いDMアドバイザーの智恵子です。

おかだ紅雪庭(こうせつてい)にて、お昼を楽しんだ後はおみやげタイム〜〜〜!

日本酒が欲しいという方の要望に応えて「男山」へ!

北海道旭川の名水で醸す地酒『男山』

北海道旭川の名水で醸す地酒『男山』

試飲ができます!

試飲ができます!

Aさんは飲まずに香りだけで、おみやげ日本酒を選んでいました。

私は日本酒が飲めないので、男山大吟醸酒粕アイスをいただきました。「北海道愛す」という文字!450円。なかなかの酒粕の香り!

北海道愛す

北海道愛す

また、空の容器を持っていくと、お水を組むこともできます。「延命長寿の水」と呼ばれている男山の仕込水を無料で開放しています。

 

そして、代表が見つけてきてくれた古民家カフェへ!私が行きたい!と声をあげたカフェです。

約築90年の石造り建築

約築90年の建築

なかなかの存在感です。「福吉カフェ」歴史的建造物「旧北島製粉所」(大正14年頃建築)をリノベーションしたカフェ空間。この建物は軟石を積み上げた横壁とファサード部分の木造が混合する珍しい建物だそう。形もユニークですね!うだつも小樽の建築とは違う感じですね〜

今風なカラフルな看板もキュート

今風なカラフルな看板もキュート

中には若いお客様もちらほら。

つぶあんソフトを注文!テイクアウトOK!

つぶあんソフトを注文!テイクアウトOK!

福吉サンデーと迷ったので、何が違うか聞いてみたら抹茶がかかっているかいないかだったのでつぶあんソフトにしました!北海道遺産「旭橋」をモチーフにしたトキワ焼きが有名なので、それも一つ買いました。

旭川出身のFさんオススメの旭川最古のお醤油やさん「日本醤油工業株式会社」へ。

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おかだ紅雪庭ランチツアー@旭川 その2 和日咲美研究会


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟お客様のファン創りのお手伝いDMアドバイザーの智恵子です。

おかだ紅雪庭ランチツアーの続きです。嵐山展望台、永山神社、上川神社を見て、いよいよ13時におかだ紅雪庭(こうせつてい)です!

北の誉のオーナーの自宅として昭和8年に建築されました。旧岡田邸と呼ばれていたところをお蕎麦と料理の店 おかだ紅雪庭として、動態保存しております。

おかだ紅雪庭

おかだ紅雪庭

階段部分 縦長の窓が圧巻です!

階段部分 縦長の窓が圧巻です!

めずらしい花

めずらしい花

格式の高さを感じる門構え

格式の高さを感じる門構え

登録有形文化財の印

登録有形文化財のプレート

玄関のおしゃれなタイル

玄関のおしゃれなタイル

価値あるステンドグラスのついた玄関

価値あるステンドグラスのついた玄関

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小樽の未来を夢見て、小樽100年プロジェクト


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。

5月25日(土)に小樽100年プロジェクト・セミナーに参加してきました。

会場は旧三井銀行小樽支店

会場は旧三井銀行小樽支店

参加費は無料

参加費は無料

100名以上もの参加者がいて、関心の高さが伺えます。

全国町並み保存連盟小樽総会が開かれたその記念セミナーとして神戸芸術工科大学教授 西村幸夫氏が基調講演を。

全国からみた小樽のまちづくり運動と未来

全国からみた小樽のまちづくり運動と未来

小樽運河と石造倉庫群

小樽運河と石造倉庫群

小樽運河保存運動で変わった運河埋め立て計画

小樽運河保存運動で変わった運河埋め立て計画

小樽運河保存運動時代の新聞

小樽運河保存運動時代の新聞

小樽運河保存運動は、行政の計画をただ反対するだけでなく代替案を出し、運河に賑わいを作って、生活の場にしたという全国的にも極めて珍しい事例だそうです。

行政は、自分たちが間違っていたことを認めたくないので計画をひっくり返すことはまずあり得ないそうです。

最後には「小樽宣言」が!

最後には「小樽宣言」が!

〜小樽の歴史的建造物と文化財を活かすまちづくり宣言〜

 

わがまち小樽は「近代」の歴史的建造物とそのまちなみに特色があり、それが市民の誇りであるとともに多くの観光客が訪れる貴重な財産になっています。まちの遺産の大切さを見出す契機は、都市計画による道路建設によって埋め立てられようとした運河とその周辺の石造り倉庫群を保存し活用を提案した市民運動であり、1970年代において歴史的建造物を生かすまちづくりの活動として全国でも先駆けとなりました。道路建設と運河保存は、ともに小樽の発展を目指すものでしたが、その根拠の違いにより議論は10年に及びました。長きにわたる議論は、まちの特色を見出して新たなまちづくりを考えるきっかけとなり、北海道で最初の景観条例をつくり、市民と各界、行政が時間をかけて今日の歴史と自然を生かすまちに変容させてきました。一方、小樽市景観計画と屋外広告物条例が目指す歴史を活かすまちづくりの趣旨にそぐわない状況も見られています。さて、主要な歴史的建造物は「近代」の建設であるが故に耐用年数と修理方法が新たな課題であり、まして、現在の維持体制のままでは大規模な地震などの災害が起きると存続できる保証はありません。とくに鉄筋コンクリート造は100年を経過したものもあり一般的な耐用年数に達していますが、国の文化財の建造物においてもその修理方法は確立していないのが現状です。そのため法律や制度にもとずいて最新の修復技術を随時導入して維持、保全と活用をおこなうことによって、小樽の「近代」の歴史的建造物とそのまちなみが全国で随一となり、ひいては市民がまちに一層誇りを持つことになります。本日開催の全国町並み保存連盟小樽総会記念 小樽100年プロジェクト・セミナーの提言と討議を踏まえて、小樽の未来100年の大計を行政・各界そして市民団体が共に考え、歴史的建造物と文化財を活かすまちづくりを推し進め、子供や孫たちへその価値を伝えて行くことをここに宣言します。

2019年5月25日

小樽100年プロジェクト・セミナー実行委員会代表 駒木 … Continue Reading

小樽雪あかりの路2019 ちえちえツアー後半


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。

小樽雪あかりの路2019の続きです。旧三井銀行小樽支店を後にすると、すでに日が暮れて、いい感じの暗さになっておりました。

小樽郵便局前には切手の入ったアイスキャンドルが!

小樽郵便局前には切手の入ったアイスキャンドルが!

※小樽雪あかりの路の切手シートが欲しかったのですが、すでに完売でした。残念〜〜〜〜

メイン会場の手宮会場

写真を撮りながら、手宮線跡地を歩きました。手宮線は、日本で3番目にできた一般営業鉄道です。幌内炭田から石炭を小樽港から運び出すために作られました。現在は廃線ですが、夏場は散策路として整備されていて、歴史を感じつつ、癒される場所として、活用されています。

押し花のアイスキャンドル

押し花のアイスキャンドル

ワックスボールの広場

ワックスボールの広場

ハートとペンギン

ハートとペンギン

お花型のスノーキャンドル

お花型のスノーキャンドル

3匹のフクロウと押し花

3匹のフクロウと花火の押し花

手宮会場入り口の写真スポット

手宮会場入り口の写真スポット

写真を撮り忘れましたが、中華料理「くろ」前にてお店を出していた「サニーデリセッコ」にて、ドライリンゴのホットサングリアをいただきあったまりました〜〜〜川島さんありがとう!

旧磯野商店倉庫 ダイニングバー「ISO(いそ)」

ディナーは、レンガ造りの2階建ての歴史的建造物を再活用している… Continue Reading

小樽の歴史的建造物の「小樽和菓子工房游菓(ゆうか)」


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。

昨日に続いて、小樽の歴史的建造物のご紹介をしたいと思います。

小樽の歴史的建造物 旧塚本商店 旧丸市後藤商店

あれ?昨日と同じじゃん!スミマセン、そうなんです。昨日と同じ建物です(笑)

歴史的建造物の旧丸市後藤商店

歴史的建造物の旧丸市後藤商店

この建物の向かって右がお蕎麦やさん「小樽北勝庵」で向かって左が「小樽和菓子工房游菓(ゆうか)」です。

小樽和菓子工房「游菓」

小樽和菓子工房「游菓」

紫の暖簾が目を惹きます。

2017年にオープンしていて、前を通るたびに気になっていたのですがなかなかタイミングが合わず…

のぼりとお店前のPOPを見て、冷凍みかん大福が食べたい!!

冷凍みかん大福

冷凍みかん大福

でも大福にみかんって、どうなんだろう…という疑問もありました。とりわけ果物が好きーーー!ってわけではないので大福は、豆大福とか草大福とかを選んで買ってしまいます。

でもこのお店は「冷凍みかん大福」だろう!と意を決して、購入。

 

宴会の前に買ったので、家に帰ってから食べてみました。

游菓の冷凍みかん大福

游菓の冷凍みかん大福

もちろん全解凍で、めちゃジューシーーーーーー!めっちゃ美味しい!!いやびっくりするほど、美味しかった!大福の皮の厚さもちょうど良く、すっかり気に入りました。また、食べたいわーーー

今度は、半解凍にチャレンジしてみたい。

HPで情報を検索してみたら、なんとどら焼きが美味しいらしいです。小樽地鶏の卵や道産の小麦や小豆を使った優しい甘さとか。今度は、どら焼きも買わなきゃね〜

 

小樽和菓子工房游菓(ゆうか)

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目6−27営業時間 9:00~18:00定休日 木曜日

 

 

アイムは、あなたの想いを発信します!!

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藤村正宏ブログ

小樽の歴史的建造物のお蕎麦やさん『小樽北勝庵』


こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。先日、NPO法人小樽民家再生プロジェクトの新年会を小樽の歴史的建造物で行いました。

小樽の歴史的建造物 旧塚本商店 旧丸市後藤商店

色内通りにあり、黒い外壁が異彩を放っています。何年か前に綺麗に塗り替えられて、再活用されていましたが、1階が空いていました。そこへ昨年、新しいお店が誕生!

色内通りにある旧丸市後藤商店

色内通りにある旧丸市後藤商店

お蕎麦屋さん『小樽北勝庵』が1階に入りました〜〜〜こじんまりとした店内。北海道産のそば粉、北海道産昆布と本鰹のだしを使った十割蕎麦。米粉とトウモロコシ粉を使用した天ぷら。などが特徴。

この日はNPOの新年会でした!

この日はNPOの新年会でした!それぞれが好きなものを頼むスタイル。

私が「素敵!」って思ったのは、骨董の器を使っていたこと!器にカケやツギがあったりするんです。その味わいを楽しむなんて、小樽らしい〜〜〜

小樽北勝庵のこだわり

小樽北勝庵のこだわり

「小樽北勝庵のこだわり」の中に、「骨董の器」という項目があり、

古くは江戸時代、明治から大正、昭和戦前までの器を使用しているため器には「カケ」や「ツギ」が見られるものもございます。味わいのある美しい器を、どうぞお楽しみください。

と書かれています。愛がないと、こんな文章は書けないな〜〜〜って。

オーナーさんの想いを聞いて、こうやって伝えたデザイナーさんもきっと愛があるに違いないです。

古い建物を愛する気持ちのある方に活用してもらえて建物も喜んでいることと思います。

 

こちらの旧まるいち後藤商店は、大正9年(1920)に建てられた木骨鉄網コンクリート造2階建です。防火のために、外壁をコンクリートで塗り固め、出入口や窓を防火戸で覆う工夫を施しております。昭和63年に第1回小樽市都市景観賞に選ばれました。

 

小樽北勝庵

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目6-27小樽駅から運河へ向かって歩いて、約7分です。

 

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旧三井銀行小樽支店研究会で銀行建築を学ぶ


今日は朝早めに来て、気持ちのいいスタートを切れました。

こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。

日曜月曜とスケジュール満載で充実感たっぷりで過ごしました。やることいっぱいで、何か忘れてやいないかが心配です。

さて、充実のお休みの一つは、毎月1回通っている「旧三井銀行小樽支店研究会」です。

今回は、小樽の銀行建築【まち歩き】でした。

旧三井銀行小樽支店内の様子

旧三井銀行小樽支店内の様子

座学はちょっとだけ。

100名ほどが3班に分かれて、3行を観て周りました。私は、建築史家の駒木定正氏のグループになりました。

旧第一銀行小樽支店

大正13年に建てられた鉄筋コンクリート造4階建の建物です。現在は、トップジェントファッションコアの縫製工場として使われていて普段は一般人は入ることはできません。

旧第一銀行小樽支店の外観

旧第一銀行小樽支店の外観

現在は、外側がとてもシンプルになっていますが、元々は装飾が施されれていたようです。

ディスプレイスペースがもとの銀行の入り口です

ディスプレイスペースがもとの銀行の入り口です

特別に中に入れていただきました。

柱の装飾が独特です

柱の装飾が独特です

 

旧日本銀行小樽支店

こちらは現在、金融資料館として、開放されています。3年かけて明治45年に完成したレンガ造りの建物です。設計は、日本近代様式建築の先駆者である辰野金吾、長野宇平治、岡田信一郎がしています。しかも小樽支店は、日本銀行の中でも本店、大阪支店に次ぐ3番目の建築費で作られました。小樽の栄華を物語っていますね。

今回は、一般の人が入れない場所に案内していただきました。

天井の装飾に日銀マークが!

天井の装飾に日銀マークが!

素敵な天井

素敵な天井

二階から営業室を見たところ

二階から営業場を見たところ

真ん中には柱のない広い空間です。柱の上には、守り神のフクロウの意匠が照らされています。

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旧三井銀行小樽支店研究会で小樽のまちの成り立ちを学ぶ


ハッピーバレンタイン!今日は朝からドキドキの方も多いのでしょうか?愛を告白するのではなく、すっかりバレンタインは感謝を示す日になりました今日この頃です。

こんばんは!〝笑顔でコツコツ〟おたる案内人1級の智恵子です。

おたる案内人ではありますが、全然深くは勉強していないのでテキストに書いてあることしかわかりません。

そこに「ニトリ小樽芸術村」さんが小樽を学ぶ研究会を開催すると話を聞き、喜んで参加してきました。

情報が遅く、残念ながら1回目を逃してしまい、2回目からの出席です。

旧小樽三井銀行小樽支店研究会

何度見ても、かっこいい外観です。

昭和2年に竣工の鉄骨鉄筋コンクリート造でルネッサンス様式。

旧三井銀行小樽支店

旧三井銀行小樽支店

看板もおしゃれ。

研究会の看板

研究会の看板

入り口

入り口

特別感のある重厚な入り口でワクワクしながら入ります。

第二回 小樽のまちの成り立ち

入り口を入って、カウンターの中での講義です。およそ100名ほどが受講しておりました。

講演中は写真禁止でした

講演中は写真禁止でした

今回は、小樽市総合博物館の学芸員で館長の石川直章さんが「小樽のまちの成り立ちー旧三井銀行から小樽の歴史をみる」と題して講演してくださいました。

小樽は鰊で栄えたと言われています。身欠きニシンではなく、肥料としての鰊粕が需要があり、北前船で内地に移出していました。一時期は、一晩で9億〜10億円を稼いだというのですから想像を絶します。

また、日本で三番目にできた鉄道として知られる幌内鉄道。これは幌内の石炭を小樽港まで運び出すために作られ、この石炭が日本の近代化を支えたと言えます。

明治2年の小樽の人口は、2,600人。明治30年には、55,000人。明治40年には、90,000人。北海道に開拓移民が増加したのですが中でも小樽は特筆すべき増加で小樽に来れば、なんとかなると思われていたようです。

小樽港は、北海道の水産物だけでなく鉄道で運ばれた道央・道東の農産物も集まり商港として、神戸・横浜についで第3位にまでなりました。

多くの物資が小樽港に集まることによって倉庫業が発展しました。また、集まった原材料を利用して精米や醸造業も発展し手形決済の必要性に伴い、銀行が登場しました。

明治39年に日本銀行小樽支店ができ、三井銀行も小樽支店をつくったことから多くの金融機関が小樽に進出しました。最盛期には、25行の銀行があったそうです。

 

いやいや小樽すごいです!その当時の銀行建築の数々が小樽に風格をもたらしています。この素晴らしい建築を壊さずに活用してくださっている方々に感謝!感謝!です。もし壊してしまったら、この歴史に思いをはせる人が激減してしまっているでしょうし観光の小樽の姿はなかったに違いありません。(小樽運河については今回出てきませんでしたので、また後ほど)

旧三井銀行小樽支店の内部見学

講義の後は、自由に内部見学ができました。先日はクローズだったところも見ることができました!ちょっとだけご紹介します。

地下の金庫室Continue Reading
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